あいさつ

ボスのまえがき 進藤幸彦

日に日に自由でグローバルになって行く私たちの活動の足跡から、さまざまな可能性、光の散乱と、さまざまな没落、悲鳴が砂塵のように湧き起こっているのが見えます。

各民族が、工業化社会以前に持っていたもの、美術や音楽や、衣食住の民俗の中に伝えていた異なった直感やイメージ、シンボリックなモチーフは、今や人類の、最後の聞き取りにくい、遺言のように消えていこうとしています。

それを私たちの眼でとらえ直し、失いかけた伝承とモチーフの力と活気を取り戻す。そして、私たちの生活をいろどると同時に、人間らしい息づかいと躍動を砂塵の後に残していければと、願っています。

その国の人々にさえ、愛される、新鮮でしかも伝統的なものが生まれ、世界中へ輸出される事もあり、逆にただの委託生産品や、目先が変わっただけの新製品になってしまうこともあります。自分たちはプロデューサーなのか、バイヤーなのか、企画デザイナーなのかまたは広い意味でのコンポーザーなのか、名付けるのに困るところです。しかも私たちは、これらの商品を全国の小売店に卸すことや、直営店で小売りすることによって、直接ユーザーの反応に触れたりします。つまりセールス・クラークでもあります。

どちらに比重があるというより、こういう全体をつかんで自分の持ち場を知っている個人個人が集まって、あっちに引っ張りこっちに引っ張り、しかしトータルにはアメーバのように前進して進んでいくのが私たちの組織です。

創業者 進藤幸彦(BOSS)

九州唐津出身。浦和高校を経て昭和40年東京教育大学文学部史学方法論民俗学専攻科卒業。在学中は創作舞踏部に所属。日本民俗芸能がフィールドワーク。昭和44年よりトルコ政府給費生としてトルコ民俗芸能の調査留学。昭和48年東京私立本郷高校を退職。

昭和52年に会社設立、理念WALK WITH THE SUNを掲げ業容を拡大。平成22年に進藤さわとに代表取締役社長の座を譲り、取締役会長になる。平成28年12月、生涯の幕を閉じる。著書「フォークロア世界への旅」「世界民芸曼陀羅」(共に毎日新聞社)、「世界の不思議なお守り」(平凡社)、「詩でたどる日本神社百選」、機関紙「唐津新報」など。

(日本民俗学会会員、日本トルコ協会会員、日本ネパール協会会員、中華街発展会理事、南門シルクロード会顧問)

統括から 進藤さわと

かつて世界各地で、気候や地理的制約を受けながら、各民族特有の感性や精神性が形づくられてきました。それらは生活習慣、伝承技術、芸術や舞踊などさまざまな文化として継承されてきています。

そのような自然発生的な歴史の縦軸、そこから乖離し人間性が抑圧され得る時代だからこそ、歩んできた原点をしっかりつかみ次の時代を見据えていく。

アミナコレクションは理念WALK WITH THE SUNを掲げ、創業以来一貫として活動を拡大してきました。

どこまで時代の渇望に触れる事が出来たのかは自問自答がありながらも、多くのお客様に私たちにしか産み出せない価値をお届けし、支持を得ることができました。結果として伝統産業や途上国の人々へ資金を循環させていくこともできました。

これから先も「我々が身を挺することにより何ができるのか?」 アミナコレクションだけが担っている使命について考え、遂行していきたいと思います。

代表取締役社長 進藤 さわと

平成10年慶應義塾大学理工学部応用化学科を卒業し、アミナコレクションに入社。貿易部、物流部、システム管理、サポート部部長、仕入委員長、店舗部長を歴任し、平成15年に統括に就任。平成17年に取締役になり、店舗展開戦略、店舗運営組織構築、本部制導入、MD部・新事業部創設など企業戦略を主導し、平成22年に代表取締役社長に就任する。