私たちの正倉院

Ç・CRAFT(チークラフト)誕生秘話 (witten by 進藤さわと)

1984年、チャイハネが年々成長して、その必然の作用として商品に大衆性が強まっていくなか、トルクメンという骨董のような古民芸のショップがオープンした。このショップは今はもうないが、当時のチャイハネの成長によって損なわれていった何か精神的なものの埋め合わせをする作用があった。
2006年、チャイハネが本格的な店舗展開を進める最中、チークラフトは誕生した。
チャイハネが店舗展開すれば必ず商品は人気商品にしぼられ、結果として気の利いた 小物や身の回り品が主力になっていくのは眼に見えていた。何か大きくてゴツゴツしたもの、そういうものをやるべき、という漠然とした感覚から、家具という発想を持った。チークラフトの誕生もトルクメンの誕生と似た、ある種の穴埋めのような動機があったのかもしれない。
チークラフトは、当初より家具を扱いながらも、ファニチャー(家具)ではなく、クラフト(工芸)と名づけた。そのネーミングの広がり感の中で、現在、ランプから織物や部材まで伝統的なクラフト感あふれる展開が可能となってきた。くしくも発展途上国の経済発展により、民芸の1つの要素であるハンドワークが割高で、なかなか衣料や服飾雑貨といった小物安価品には使用できなくなってきているところだ。チークラフトがアミナコレクションの民芸精神の一部を穴埋めする位置づけになってきている。

Ç・CRAFT(チークラフト)誕生秘話